「正史三国志入門に最適な本は?」と人に聞かれることがあるので、その時に勧めている本を幾つか紹介しようと思う。ウィキペディアを見るより、やはり本の方がいい。当たり前だが。

読切り三国志 (ちくま文庫)
井波 律子
筑摩書房
1992-10


これが一番わかりやすくて面白い。元々は石川県の地方紙・「北国新聞」の連載読み物だったようだ。50回に分けて 正史三国志を物語風に編年体にバラして語っている。なにげに川勝義雄の研究なども引用されていて侮れない。


起つ (正史 三国志英傑伝)
中国の思想刊行委員会
徳間書店
1994-01




いきなり4巻本をすすめてしまうのもどうかとおもうが、正史の丁寧な訳と原文、書き下し付きのシリーズである。翻訳者は故・立間祥介氏、守屋洋氏などビックネーム。

このボリュームで全部訳したら、ちくま文庫版・完訳正史三国志の量を遥かに凌駕しただろうが、さすがにそこまでは無理だったのか、主要な本紀・列伝をピックアップしている。