最近、webディレクションの仕事をしていて驚くのは、webデザイナーやコーダーの方々が得てして(いや、僕達ディレクターもそういう人はいるな…)、 「お客様は神様だから、言われたことは黙って何でもやる」 という思考を持ちすぎていることである。 私は営業マンも兼ねているので、営業技術ではここ最近「断るセールス」とか「営業はお願いせず、売ってあげるもの」というように言われているのを知っていた。ソリューションセールスでは極めて当たり前の手法である。 まさか、「お客様は神様だから、言われたことは黙って何でもやる」という古臭い昭和的な悪しき営業慣行が先進的なweb業界に残っており、「断るセールス」が浸透していないのに改めて衝撃を受けている。 営業の神様と言われた加賀田晃氏の名言を借りれば、 「自分が良いと信じたものを、相手のために断り切れない状態に誘導する」 のが正しい営業であり、「お客様は神様だから、言われたことは黙って何でもやる」というのはお客様のためにもならないのである。お客様の本来の意向もつかまえずに、「ハイ、出来ました」で持っていけばいいというものではない。お客様にも手間、自分たちの労働生産性も最悪になり、残業・徹夜を続けてしまうこの悪しき労働慣行を防ぐために、まずはお客様に「綺麗というと、さわやかな青系の写真を使って、文字は明朝斜体でまとめるという感じでしょうか?」などと提案を兼ねた質問をバンバン投げてみようではないか。