群龍天に在り(webディレクターと歴史好きの雑記帳)

webディレクター兼雑誌記者の松平俊介が書いているブログです。

web技術者・web記者の松平俊介の江戸時代とweb技術についての雑記ブログです。web技術者の傍ら、雑誌記者として各種月刊誌・webメディア『ガジェット通信』に執筆してきました。 webの時事問題や、web制作、ウェブマーケティング、江戸時代史や『江戸しぐさ』批判などが主な執筆範囲。 これまで書いてきた主な記事→http://rensai.jp/author/touryuuuan

古寺巡礼

西新井大師総持寺・大日如来像

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 東京都足立区の西新井大師・総持寺の境内の片隅におられる江戸時代の大日如来像。
湯殿山の大日如来を勧請した像だそうだ。
 江戸時代の仏像特有の硬さがあるように思われ、非常に厳しい感じのする仏様である。
湯殿山信仰の修験特有の厳しさを表現したのだろうか? 

高野山金剛峯寺成福院・不動明王坐像

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世界遺産・高野山金剛峯寺の子院、成福院(じょうふくいん)の摩尼宝塔(まにほうとう)の本尊、
不動明王の坐像である。特に文化財指定などは受けていないようだが、東寺様の不動明王像として、
非常に精巧かつ丁寧に彫刻されており、東京都にあればまず区文化財クラスの仏像ではなかろうか。
内に秘めた力を感じ、堂々たる風格でしっかりと座っておられる。

 この寺は戦国武将・毛利秀元の菩提寺で、寺に参籠させていただいた折に拝見した
本堂には、毛利の一画三星の紋所が描かれた焼香台などもあった。
 

日光の拝観料が高過ぎるという人のための裏ワザ

日光東照宮へ行った人の感想の中でも多いのが「東照宮の拝観料ってなんで1300円もするの?」ということだったりします。
「日光 拝観料 高い」でググって3万件くらい出てくるというのもちょっとすごいですよね。

元々は二社一寺(東照宮・二荒山神社・輪王寺)全部で1000円という「共通拝観券」というのがあったのですが、諸事情により今はありません。

で、二社一寺のそれぞれの拝観料を本気で全部払ったらどうなるか?
東照宮1300円+東照宮宝物殿1000円+東照宮五重塔300円+輪王寺(三仏堂+大猷院)900円+輪王寺逍遥園300円+二荒山神社神苑200円+神橋300円=4300円

なんと驚きの4000円超えです。

で、ここからが本題。出来るだけ拝観料を安くしたいと思っている人のために、裏ワザを紹介します。

1,拝観料無料のゾーンを主に巡る!
実を言いますと、以下のゾーンは拝観料が無料なんですね。

・輪王寺 大護摩堂 大護摩堂の裏の庭園 常行堂
・東照宮 入場料を取る門の前まで 五重塔外観
・二荒山神社 本殿


だから、拝観料なしでも結構お参りは可能なんですよ。
拝観料無料のゾーンの案内です。

輪王寺大護摩堂
輪王寺の三仏堂(改築工事中)の裏手にあるお堂です。
七福神と五大明王が祀られています。なかなかいい仏像ですよ。
不動明王は平安期の仏像だそうです。

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大護摩堂の前にあるポスター…堂内は撮影禁止なので…
私はここでお参りするだけでも満足です。御朱印もここで頂けますし…

大護摩堂の裏の庭園もいいんだよなあ。写真がとってなかったので
今度行ったら撮ってきますw

輪王寺常行堂は大猷院の前にあるお堂で、平安仏で国重文の阿弥陀如来像が美しいです。

東照宮は五重塔の外観だけなら無料ですが、ここぐらいは拝観料を払ってもいいかもしれません。五重塔内部はかなり感激するので。

二荒山神社は参拝は無料です。奥の「御苑」に入るのに200円かかります。

2,コスパのいいところだけ拝観する

コスパということを考えたら、実は日光の社寺はかなり問題があると思います。修理中の箇所も多いし。

東照宮も一番有名な陽明門が平成31年3月31日(東照宮ウェブサイト)まで修理中です
眠り猫・見ざる言わざる聞かざる(三猿)も修理中です。(眠り猫は今年いっぱい、三猿は平成29年3月まで)

なんでそんなんで高額な金を取るんだか。

私の先祖も東照宮はじめ二社一寺の造営に江戸時代に携わったのですが、今の状況は東照大権現を始めとする神仏を汚しているのではないかと思いますね。金儲けに走りすぎているように思います。高額の拝観料を払わないと参拝さえできないということを神様・仏様はお望みとは思えないんですよ。二荒山神社・輪王寺はまだ無料参拝が出来るからいいですけど、東照宮は問題だと思います。拝観料を払わないと中に入れない。参拝も出来ません。

(なお、月刊誌「HANADA」の2016年11月号に『日光東照宮を私物化する者』という告発レポートが出ています。実は東照宮は徳川家の持ち物ではありません)

私が回った日光の社寺の中で、これはコスパ良いわーと心から思えたのは輪王寺大猷院(たいゆういん)と東照宮五重塔ぐらいです。

 輪王寺大猷院は徳川家光を祀っている複数のお堂です。全部で550円ですが、東照宮より人が少なく、絢爛豪華な堂宇にわびさびが加わり、黒漆が美しい。何時間でも居て飽きないところです。夜叉の像もかっこいいです。修理中の東照宮に1300円払うのならこちらのほうがお勧めです。

例えば下の写真の国宝「大猷院本殿(金閣殿)」はよく日光の観光ポスターでも使われていますが、見てください、この絢爛豪華さ。別名の金閣殿はそのものずばり金で覆われているからです。

画像はウィキペディアより引用。

私がいった時には二天門が修理中でしたが、修理も終わったようです。この門、実は陽明門より大きな絢爛豪華な門です。

二天門
(画像は輪王寺公式サイトよりキャプチャー http://rinnoji.or.jp/precincts/taiyuin)


 東照宮五重塔は300円ですが、係員の方がつきっきりで説明してくれる上に彫刻が見事で、堂内の仏像も見せてくれ、最後にかっこいいクリアファイルもくれます。(なお、この五重塔は内部拝観は「特別公開」扱いでいつ終わるかわからない状態で、詳しくは現地で聞いてみてください)

 二荒山神社の御苑は湧き水と化燈籠に大黒様の像、御神刀と子供だましの輪投げかなんかがあるだけで、これで200円はどうかと思います。湧き水を保護する目的なのでしょうか?

 輪王寺の三仏堂も解体修理中で、見てもふ~んという感じです。

 輪王寺の宝物殿はかなりちゃちです。庭園が素晴らしいので紅葉の時だけはいいと思います。

 神橋は渡るだけで300円です。

 というわけで、私がおすすめなのは輪王寺の大護摩堂(無料)+大猷院(550円)+二荒山神社(無料)です。

(2016年10月30日 加筆訂正)
 

佐野厄除け大師・惣宗寺

過日、佐野・足利へ旅行してきた。
佐野の町には有名な佐野厄除け大師(惣宗寺)がある。この寺は一応天台宗だが、宗教学者の島田和巳氏は「祈願寺院型」として伝統仏教でありながら新興宗教ビジネスの中に入れている。「関東の三大師」として関東地方では盛んにCMを打っているので有名だが、確かに新興宗教チックであった。平安時代に藤原秀郷が建立したと伝える伝統あるお寺なのだが…「厄除け」「水子供養」の看板が多すぎるのと、お堂のつくりやモニュメントがなんとなくアレだったな。

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なんかすごい勢いで「たたりよけ」の水子供養を推しまくっている看板。なお、水子供養は昭和40年代に新しく広められた新興の教義であり、新興宗教の真如苑などもこれで勢力を伸ばしたという。水子供養をやっているのは西新井大師などもそうなのだが、ここまで派手に看板を立てているところも少ないのではないだろうか?ちょっと、どうなんだろう、これ。

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「水子さん」という呼びかけセンスもすごい。お花を1本1000円というのも高いような…安いような…

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これと同じものが西新井大師行きの大師線の中にも貼ってあった。うーん。あと、九星は仏教というより、道教のような気がする…結構どこでも使っちゃってるけどね…佐野厄除け大師は、この厄除けダイレクトメールで教勢を伸ばした寺院として有名である。個人情報保護法施行前、名簿業者から名簿を購入して厄年に当たる人にDM攻勢をかけたのだという。

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この塔のデザインも昭和の新興宗教っぽいですね…個人的にはもうちょっと伝統的なもののほうが、好きだな…

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お堂も金ぴか、至る所に「厄年」看板。お堂の隣の自販機ではお守りを売っている。

御朱印などをもらって心静かに手を合わせるという感じにはちょっとなりにくいので、残念だった。看板の数とかもっと減らしたほうが風情があると思うんですがねえ…

それからちょっと驚いたのだが、この寺の本尊である慈恵大師(元三大師)良源に対して寺の看板で何一つ触れていないのもちょっとどうかと思う。弘法大師空海と混同されがちなのだから、もっと良源についてアピールしてもバチは当たらないと思うんですがねえ。

慈恵大師・良源(じえだいし・りょうげん)は正月3日に生まれたことから「元三大師」とも呼ばれ、『往生要集』の源信の師で、法相宗との三一権実諍論(さんいちごんじつ の そうろん)にケリを付けたとして末木文美士氏の『日本仏教史』にもちゃんと出てくる傑僧である。吉川弘文館の人物叢書にも「良源」がある。法力も絶大だったことから厄除大師として名高いのであるが、売らんかなの看板をやたらに設置するくらいなら、本尊様にもっと敬意を払うべきじゃないんでしょうか。日本文化の偉大な先人なのだから。


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浅草寺内の知られざるパワースポット

少し政界のきな臭い話が続いたので、少し趣を変えたい。

浅草のパワースポットというと今戸神社、浅草寺本殿、待乳山聖天宮という所が主だったところだが、
知られざる、いい気を発しているのに殆ど知られていないパワースポットがあるので、
少し天機を漏らしてみたいと思う。ご利益というのは独占すべきではなく平等にすべきだと思うのである。
これらのスポットは、どちらかというと霊能者とか占い関係の方といったような、プロの方が
霊力を上げるためにお参りしていることが多いようなので、参拝時にあまりはしゃがないようにして欲しい。

◎浅草寺内・パワースポット

1,銭塚地蔵尊
2ちゃんでも有名な某仕手筋の方が熱心に信仰したり、華僑系の信仰が篤い特異なパワスポである。
ズバリ埋蔵金伝説があるお地蔵様ということで、ご利益は無論商売繁盛一筋。場所は浅草寺西側を
ちょっと出た所。露骨に金儲けの気が出てくるところだから、女子に多い山ガール系の人たちからすると
嫌悪感があるパワーだと思う。女子向けの本で取り上げられているのを見たことがないwww
でも、金の苦労をしたことのないお嬢様には分からぬ所もある。それはそれでいい。

2,金龍権現・九頭竜権現
箱根の九頭龍神社と同一の神、ご利益も同一なのだが、あっちのほうが宣伝がうまいので、
ここにお参りしている人は
まあ、分かっている人である。箱根九頭龍神社も良い神社だが、ツアーで皆で行くとご利益というか
気が散じるように思われるので、一人でここにいったほうがいいのではないかね。場所は影向堂前。

3,浅草寺本殿裏観音
浅草寺本殿の右脇から靴を脱いで上がると、本殿の不動明王・愛染明王・観音菩薩像にお参りできる。
ここは本当に熱心な人しかお参りしていないので、一人で観音経を読経したりしている方とか、
五体投地礼が見事すぎておどろく方とか、プロの方以外は余りお参りしないように思われる。
ここの仏像は美術品ではなくまさしく信仰の対象なのだ。くれぐれも粗相がないように。
パワーについては、無論相当なものであると自分の体験から言える。

4,浅草神社
本殿の額を書いたのは源慶永こと松平春嶽公(坂本龍馬のパトロンだった方で、財政通で鳴らした。明治新政府には財政通がほとんど居なかったので、春嶽公と部下の由利公正が居なければやばかったのではないかという史家もいるほどだ)
なので、この額もパワーがかなりあると思うのだが、ほとんど話題にしないのはなんなんでしょうね。あんだけ龍馬、龍馬言ってるんだから、龍馬のボスにも敬意を払うべきじゃないのかね)

5,被官稲荷神社
浅草神社の裏。某放送プロデューサーのはなしによると、地元民が崇拝していることが著しいという。
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